いろんな言語が飛び交う、夏の終わりの火曜日
夏の終わりを告げるような、湿り気を帯びた空気が肌にまとわりつく中、いつもにぎやかな学童ホールは静けさに包まれていた。

火曜日は、森の子給食センターの日だ。

ビオトープに到着すると、すでにたくさんの人たちが集まり、今日の献立であるタコライスを頬張っていた。火曜日は、給食を食べてから教室に移るのがこの曜日のリズム。

ビオトープの2階では麻雀教室が開かれ、まるで雀荘みたいだ。窓際には、「7時に友達と待ち合わせてるけどまだ来ないな〜」と外をずっと眺める女の子の姿もあった。

そんな中、子どもたちが私のカメラに興味深々で近づいてきた。「これ何?」「貸してー!」と目をキラキラさせながら話しかけてくる。ケンカするので、一人5枚ずつの約束で、彼らにカメラを渡してみた。
彼らの目線には、この光景がどんなふうに映っているのだろう。

そして、この火曜日の夜が特別だったのは、いろんな言語に触れられることだった。アメリカ人やフランス人、そして手話で楽しそうにコミュニケーションをとる人たち。いろんな言語で話すたちが、思い思いに過ごしている。

聞けば、手話は、国ごとに表現が違っているらしい。

せっかくなので、今日はいろんな人と話してみようと、机の端っこでじっとノートに何かを書いている男性に思い切って話しかけてみた。
彼は、哲学が好きで、思考を書き溜めているらしい。にぎやかな空間に身を置きながら、静かに集中している姿が印象的で、いろんな過ごし方があるんだなぁと改めて感じた。

給食を食べ終わったころ、子どもたちが減ってきたような気がして、学童ホールに戻ってみる。先ほどは一転、ドッジボールの歓声であふれ、いつものように白熱の試合が繰り広げられていた。

食事を楽しむ人、麻雀に夢中になる人、友だちを待つ人、哲学を綴る人、ひたすらゲームやスポーツを楽しむ人。国籍も言語も年齢も違う人々が、同じ空間を共有していた火曜日のよる学校。ぜひ、あなたの好きな過ごし方を見つけてみてほしい。